9月12日
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図録撮影の時のこと。とても広いスペースとなる場所で撮影を行った時。
広く暗い空間に、その作品だけが静かに佇んでいた。
展示作業を終えて、作品の向かいになる壁に背中をあてて、遠くからしばらく作品を見つめていました。
あの時間、あの空間、とてもよかったな。
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制作記(4)_ Field Notes from Within.
ー閾(一)
そこは不思議な光景だった。
境界が消えてゆく。
確かにそこにはあるのに。
だとするなら、なにが消えていってるのだろう。
境界が持つ、その〝意味〟が失われはじめるように感じた。
自ら望んでいたはずだった。
それなのに私は混乱していった。
それは、これまでの感覚さえまでもが
消えていったからだと思う。
すべてが虚構のように思えてきた。
この感覚のまま、世界と向き合っていくことになるのだろうか。
ここに留まり続けることは、危ないことなのかもしれない。
そう思いながら、立ち尽くしていた。
(『Field Notes from Within』より)
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