今日は今年の冬至ですね。
一気に寒くなって、これから本格的に寒くなって冬になるっと思うのに、
今日を境に日照時間が長くなっていくなんて、不思議な感覚ですよね。
〝Joulu〟と名付けた作品が今回の展示会場にもあって、
フィンランド語で、冬至祭という意味を持ちます。
今回コラボ企画にも使用した作品ともう一点、小さめに額装した作品と。
会場でのパネルにも記載しましたが、
〝冬至祭は古代ヨーロッパ、北欧に古くから伝わる太陽の復活を祝う祭りだそうです。
木に、精霊や祝福を宿して燃やし、その灰を土に還します。
燃え残った薪は暖炉にくべて燃やし、そしてその灰をまた土に還す、のだと。
豊穣と家族の繁栄を願い、そして自然への感謝を込めて。〟
そんな意味を持つお祭りだそうです。
冬は冬でとても美しい風景を見せてくれる。
陽が登ってる時間にアトリエから散歩に出て、真っ白な雪道に太陽の陽が反射して、
少し霞がかった時なんかは本当に美しくて大好きな光景。
でも、一方で、やっぱり日照時間の短さや暗さに結構滅入る体質でもあって、
(.........いや、一年中波が激しくあるから冬だとかもしかしたら自分には関係してないのかもしんないけど。笑)
やっぱり雪国にとっては、厳しい寒さと雪の冬がくるけど、
今日を境にに陽は長くなるんだ、って思うと、やっぱり希望みたいな灯が灯る。
人ですらそうなのだから、野生に生きる生き物たちが、
この厳しい冬を乗り越えることは本当に命がけなんだな、って思う。
熊は冬眠するというけど、その間絶食状態ってすごいよな。
春な夏に飛び回っていた鳥たちなんかも厳しい寒さの中、どうしてるんだろうって。
人だけじゃなく、森や山や野生に生きるものたちこそ、きっとこの
冬至の日の太陽の復活を待ちわびて喜んでいるんじゃないだろうか。
野生の生き物達が命がけで冬を乗り切ることを想像する時、
いつも思い出すのは、岡田昇さんが書いた「冬の都の物語」と言う本に出てきた
一頭の雄ジカのこと。
その本を読んだ当時は、その一頭の雄鹿に捧げようと描いた絵があった。
印象だった言葉は「群れていても逝くときはひとりだ」という言葉だった。
岡田さんが見た夢の話にも鳥肌が立つ。
野生に生きるものが、冬を生きて乗り越えた喜びもきっと大きいのだろうな。
私も春の訪れを感じる、フキノトウなどが顔を出したのを見つけるとすごく嬉しい気持ちになる。
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写真はランチョンマットをあらためてアトリエで撮影した。
実は先日、立派な宿り木を頂けて。赤い実と黄色い実の。嬉しいなぁ^^
マットに載ってるキツネのような生き物の子だけは、アトリエにいるんです。
せっかくなので、この子も一緒に。
※今回のギャラリー横のカフェミザールとの作品コラボ企画の件ですが、私も先日知りまして、
コラボしてるメニューが12月25日終了とのことらしく、ランチョンマット&カードの提供も25日で終了だそうです。
もし27日と思って下さっていた方がいらっしゃったらごめんなさぃ...
25日(土)は、ギャラリーは休廊ですが、カフェの方は開いております※
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